こんにちは。
宗教や詐欺まがいの勧誘って、マンモス校と呼ばれるような有名私大だけの話だと思っていませんか。
あるいは、自分ならアレフやマルチなどの怪しい勧誘など、絶対に引っかからないと思っていますか。
かくいう私だってそうでした。
でも、詐欺師は自分から詐欺師だと名乗ってやっては来ません(笑)
また、見ず知らずの人がいきなり声かけてきて、チラシを渡してきたり、ヨガに誘ってきたり、そういうのでもありません。
やつらは、実にうまく周りに溶け込んで、意外と身近にいたりするのです。
同じゼミであったり部活サークルなど。
同じ所属だと、よく話す友達でなくとも警戒心は急激に下がります。そこが怖いのです。
被害総額650億。最新AIで月利20%のJUBILEE ACEについて
トップの玉井氏が2021年11月に逮捕されたニュースを知っている方もいると思います。
被害総額650億円…「仮想通貨男」にダマされる人が続出したワケ | FRIDAYデジタル (kodansha.co.jp)
ジュビリエースの商品の仕組みは仮想通貨で各取引所ごとの値段差を取り、利ざやを出す、そしてそれを最新AIによって人の速さではできない処理スピードで、何度も売買を繰り返す、いわゆるアービトラージという手法です。
高性能なAIなら、そういうことも可能なのかなとは思いますが、ただ月利20%ってものすごいです。
そんなに儲かるなら全員やっているわけで。。。
いやそれマルチじゃん!
私が勧誘を受けたのは、2020年の夏休み前くらいでした。
ちょうどコロナが始まって、時間はあるけれどお金がない大学生にとっては、こういう案件って興味深いものがあります。
同じコミュニティの人から勧誘を受けて、その人とはある程度話したこともあったので、話を聞くことにしました。
(勧誘というとあからさまで、勧誘ではなくこういう話があるからやってみたほうが良いよ、知らないなんてもったいない、そういうニュアンスです)
その人は、実際に財布に常に10万円くらい入れており、確かに儲かっているのかなという印象でした。
また、定期的な集まりがあって、1000万とか稼いでいる(収益が出ている)人もいて、そういう人と関わることで、自分自身も稼げるような思考になる、普段関われないような人とも人脈を築くことができるなど。
そして、話がうまいんです。話の仕方というか、人をその気にさせる話し方というか。
それに、その人とは学内の同じコミュニティ、滋賀大生ですから私のためを思って、有益な情報を提供して親身になってくれていると、思ってしまうのです。
なので、私をカモだと思っている、ではなく良い情報を教えてくれている良い人、のほうが勝ってしまうのです。
ジュビリエースの説明をしてくれた上で、本当は100万円がないと始められないけれど、今だけキャンペーンで30万円の元手があれば始められ、私からの紹介でそれが可能になると。
また、このアービトラージの仕組みでも収益が上がるが、人を紹介するとさらに稼ぐことができるよと。
実際に、枝分かれ図を書いてくれ、上の人に認められると枝の上のほうに行けて、さらに収益が入るなどなど。
もうマルチじゃん、と思ったのですが、その人はまたうまいこと言って、相手にマルチというイメージを与えず、師匠と弟子というような話をして良いイメージを植え付けます。
紹介した人は、紹介して終わりでなくその相手がうまく稼げるようになるまで面倒を見ると。
なので、紹介した人は収益が上がるし、紹介された人も稼げるようになり、お互いウィンウィンであると。
その後
私は結局、入ることはありませんでしたが、見ず知らずの他人ではなく同じコミュニティの話したことある人が、論理的にうまく上手に話す話を聞くと、一時期は半ば信じかけていました。
そして、もうその人のことは何も信じられません。
その人が妄信的にジュビリエースを信じていて、良い情報があると親身に教えてくれたのか、ただの金づるだと思っていたのか。
おそらく後者でしょう、友達であるならばそういうマルチまがいの話なんて持ち掛けられませんし、本当に薄っぺらい人間関係なのだなと感じてしまいました。
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