こんにちは。
パソコンのことで悩んでいる方が多かったので、私もそこまで詳しくありませんが見るべきポイント、選び方についてざっくりと解説してみます。
デスクトップかノートパソコンか
まず、どういう使い方をするかです。
それこそ、ただレポートが書ける程度の使い方から、動画編集などのクリエイティブ作業まで、目的によって必要なPCの性能が異なります。
また、DS学部ではプログラミングやデータの分析・解析を行い、扱うデータ量が多いので、普通の経済学部生よりも一回り高性能なPCが求められます。
結論から言うなら、
・DS学部 Core i5 第8世代以降 (RyzenならRyzen5 3600以降) メモリ8GB(16GBあればなお良し) Macは大学や外部のファイルをダウンロード時の互換性悪いのでやめたほうが良い SSDは256GB or 512GB
・経済学部 Core i3 第7世代以降 (RyzenならRyzen5 1400以降) メモリ4GB(8GBあると楽かも) SSD128GBか256GBあれば十分です。せっかちでなければ、HDDでも良いと思います。(SSDとかHDD、第〇世代などは後ほど解説しています)
これ以上のスペックであれば、大学生活は問題ないでしょう。
デスクかノートかですが、大学に持って行けることを考えるとノートは1台はあったほうが良いです。
あとはノートを簡易なモデルにして家にデスクトップの2台持ちにするか、ノート1台で高スペックに振るかでしょう。
基本的に、同じ値段ならばデスクトップのほうが性能が高いです。
というのも、ノートパソコンはあの小さいボディに全てを詰め込むので、技術レベルが求められ価格に上乗せされます。
重さ、画面サイズ、キーボード、
持ち運ぶとなると重さは重要です。大きくなるとどうしても重くなりますが、画面が小さくなると作業性が悪くなります。
なので、大きさと重さの関係をどこまで許容できるかです。
画面サイズはDSならプログラミングが見づらいので、13or14インチはほしいです。
経済学部なら13インチ程度あれば十分と思います。
あとはキーボード。メーカーによってボタンの位置やサイズが微妙に異なり、特にEnterや矢印キーの形や大きさがしっくりこないだけでストレスになるので、気を付けたいポイントです。
それからボタンの押し具合です。Macのようにあまり沈み込まないボタンもあれば、かなり沈むボタンなど、これもメーカーによってばらばらなので、可能ならば実際に店頭で比較してみると良いでしょう。
気にいらなければ後付けキーボードも良いかもしれません。
プリンターっているの?
基本的に、大学で無料で印刷できます。
ただ、大学の講義や課題がpdfなどで配信されたとき、プリントアウトして書き込みたい場合はあったほうが便利です。
それ以外にも、身分証のコピーなど外部との手続きの際、いちいちコンビニや大学に行かなくても良いので、あって損することはないでしょう。
スマホのファイルとかも、アプリを使って印刷できるので便利です。
CPUとは?
それでは、パソコンの内部について見ていきます。
実際に、大学生協のカタログショッピングに掲載されているPCを例に、解説してみます。
スペックの欄を最初から見てみます。
OS:Win10 Pro(64bit)
これはスマホでいうと、iPhoneかAndroidかです。画面を立ち上げたときのアイコンや操作性が違います。
Macを選ばない限り、ほぼWindowsです。
WordやExcel、パワポはWindowsが使いやすいです。
なお、PCによってはパワポなどのOfficeソフトが入っていないのもありますが、大学の学生サイトからインストールできるので問題ありません。
CPU:Core i5-10210U(1.60GHz)
いろいろな要素があるので一番ややこしいところかもしれません。
簡単に言うと、CPUというのはパソコンの頭脳の部分です。
CPUのメーカーは、IntelとAMDがあります。(インテル、入ってるってやつですね、ええ、世代が違うのかもしれません。。。)
IntelならCore i3 とか、AMDならRyzenが有名です。
ここではIntelについて解説します。
基本的には、数字が大きいほうが高性能です。(i3よりもi9のように)
そして、一番低いシリーズから、Celeron、Pentium、Core i3、i5、i7、i9となっています。
今の時代、Celeronではかなり動作が重くて使いにくいでしょう。
最低でもPentiumの上位機種か、Core i3の中機種くらいは欲しいです。
そして、10210Uの意味ですが、最初の10は第10世代を意味しており、ここの数字が大きいほど新しいCPUといえます。
以降の数字はあまり気にしなくて構いません。
なので、Coreの後の数字も大きいほど高性能ということです。
最後の1.60GHzですが、これはクロック周波数と呼ばれているもので、パソコンは電気信号でやり取りしているので、その信号を何回出せるかで処理速度が変わってきます。
と言っても、Core i3とi5、1.60GHzと4.20GHzでは、i3からi5に変わるほうが改善度は遥かに大きく、同じi3とかi5同士なら周波数が高いほうが良いですよってレベルです。
コアとスレッド
マニアックな話が続いて疲れてきたと思います。私も疲れてきました(笑)
大学生だしとりあえずパソコン買うという普通の人なら、Core i3かi5で後ろの数字も大きいほうが良い、ということだけおさえてもらえれば十分です。
CPUの性能として、コアとスレッドという概念があるのですが、次のサイトがとても分かりやすくまとめていたので、そちらを基に解説します。
CPUのクロック数やコア数とは?シェフに例えてみる | パソコン工房 NEXMAG (pc-koubou.jp)
・CPU→シェフのレベル(i3やi5が二つ星、三ツ星レストランに該当)
・コア→シェフの人数
・スレッド→コンロの数
・クロック→シェフの料理スピード
なので、コンロが多くてもシェフが足りていない場合は、それ以上はスピードが上がりません。
Memory&Storage
メモリは、作業する机の広さみたいなものです。
ストレージは本棚がどれくらいあるかです。
普段なじみのある、iPhone 128GBというのは、ストレージのほうです。
たとえば、ある書類を探しているとして、本棚からいくつか資料を持ってきた場合、その書類を探すのに机が広いほうが作業しやすいです。
メモリは、一時的な作業場で処理が完了したらストレージに移されます。
なので、いろいろな作業を同時並行(例えばYoutubeを見ながらプログラムコードを実行させつつ、wordでレポート書いたり)すると、非常に重たくなります。
一般的なPCはメモリが4GBで、いくつかタブ開いて調べものしながらwordでレポートまとめてYoutube聞いているくらいなら遜色ないレベルですが、それ以上になると少し重くなるでしょう。少しハードに使う人は8GBあると安心です。
DS学部は冒頭でも書いたように、最低でも8GB、余裕があれば16GBほしいです。
HDDとSSD せっかちならSSD
昔はHDD(ハードディスクトライブ)が主流でしたが、今はSSD(Solid State Drive)が普及してきました。
HDDは実際にディスクを回転させてデータを記録するので、パソコンが大きくなってしまう点と、動作音が大きいのが欠点です。
また、パソコンを立ち上げるときの速度がとにかく遅い。電源を押してから使えるようになるまで、2分くらいかかります。
一方、SSDはディスクがなくUSBメモリのようなメモリに記録するので、パソコンを軽量化でき、動作音も静かです。
起動時も30秒ほどで立ち上がるので、一度SSDを使ってしまうともうHDDのパソコンには戻れません。
今回のパソコンはHDD500GBとなっており、ちょっとマイナスポイントです。
ただ、大容量のストレージはまだまだHDDのほうが安価なので、大量のデータを保存したい方はHDDを選ぶか、SSDとHDDを両方搭載しているパソコンを選ぶと良いです。
SSD単体なら256GBあれば十分だと思います。
Display
14.0FHD 1920×1080となっています。
14.0は画面のサイズ、FHDはFull Hivision Display=1920×1080の解像度のことで、画面の綺麗さを表します。
今時のPCはほとんどがFHDですが、HDだと少し画面が粗くなるので気を付けてください。
最新のものだと4Kですが、ノートパソコンの小さい画面にそこまで必要ないと思います。
それにバッテリーが持ちません。
その他もろもろ
続いて、Drive:Noneとなっていますが、これはDVDドライブがないという意味です。
なので、DVDを見たい方はドライブがついているものを選ぶか、外付けドライブを購入してください。
Operating time
こちらは起動時間で、何もせずに画面をつけっぱなしの状態で約12時間もつという意味です。
Network
ac/a/b/g/nに着目します。
これは、wifiの通信速度、どの規格まで対応しているかを表しています。
2021年3月時点で一番最新の規格がaxで、最大通信速度は9.6Gbpsです。
と言っても、もともとの光回線がその速度まで出ていないと意味がありません。
今はNURO光の一番速いやつが東京の一部エリア限定で20Gbpsほど。
普通の光回線ならほとんど1Gbpsです。
さらには、wifiルーターもそれに対応しているものでなければ無用の長物です。
acより一つ古いのがnで、こちらは600Mbps。
なので、nは必要、acがあれば十分って感じです。
Wi-Fi(無線LAN)の規格とは?主流の11nと11acの違いを徹底解説!- エレコム (elecom.co.jp)
次の1000BASE-T、これは有線でネットにつないだ時の最大速度が1Gbpsに対応しています。
1000BASE-Tとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 (i-3-i.info)
Bluetooth
ワイヤレスイヤホンなどが身近な例だと思います。
バージョンが上がるにつれて、通信範囲や容量が増えます。
最新のバージョンが5.2(2021年3月時点)で、4.0から5.2までは互換性があるので、4以上であれば別に気にする必要はないです。
Weight
約1.73kgとなっており、水ペットボトル2Lより少し軽いくらいです。なので、ずしっとした重さがあり、ノートPCでは結構重いほうです。
Warranty
保証期間は1年となっています。
Others
USB type-C 最近のアンドロイド端末に使われている充電したりする端子の部分です。上下の向きがないので便利です。
USB 3.1×2とUSB 2.0
×2というのは、ポートの数です。
3.1と2.0はデータの転送速度が大きく違い、3.1が10Gbpsに対し2.0が480Mbpsなので約20倍も差があります。
スマホのデータをパソコン内に移したい場合など、3.1のポートに挿したほうが早くできるということです。
もちろん、USBケーブルも3.1に対応していないと、2.0の速度になってしまいます。
USBケーブルの種類とおすすめの選び方 (ankerjapan.com)
HDMI
これはUSBケーブルみたいなもので、映像と音声を1本のケーブルで伝送できる便利な規格です。
例えば、大学のプロジェクターにパソコンのプレゼン画面を映すときとかによく使います。
また、テレビにもつなぐことができるので、最近はオンラインでのアーティストのライブも多く、大勢で大きい画面のテレビでライブを楽しむときにも、便利だったりします。
web cam
これはコロナの時代、必須ですね。
zoomで顔を映すときに必要です。が、後付けのウェブカメラも安価で売っており、なおかつ画像やマイクも内蔵されているものより高品質なので、お薦めです。
最後まで読んでいただきお疲れ様でした。
参考になれば幸いです。
最近のコメント