怠けモノでマイペースの社会人が2か月でTOEIC695から865にした方法 理論編

TOEIC スコア 865

TOEICは今や社会人なら知らない人などいないくらい認知されている試験の一つと言って良いでしょう。
そして、満点取得者でも英語が話せないという人もいるくらい、満点を取れば必ずしも英語を完璧に使いこなせるわけではありません。
逆に言えば、英語がたとえ話せなくても努力さえすれば、ある程度のスコアは取れます。
なので、TOEICはただ英語のスキルを見る指標だけでなく、TOEICというタスクに対してどれだけ努力できるかというものさしで見ることもできるのです。

今回は、タイトルにある通りどのようにして短期間で社会人がTOEICのスコアを上げたかについて書いてみます。もちろん、865以上の取得者は普通に何人もいるわけで、満点に近づけたいという方にはあまり参考にならないかもしれません。

この記事の一番の肝、それは「マイペースかつ怠け者の人間」が、如何にして短期間で結果を出したか、に焦点を当てて書きます。
私のこのブログの更新履歴を見てもらえれば、どれだけマイペースか分かるでしょう(笑)
怠け者の人間は、無駄な努力、結果の出ないこと、疲れることは出来るだけしたくありません。最小限の努力で最大限のパフォーマンス、これが怠け者の人間のモットーです。

そしてそのためには、戦略を立てねばなりません。その戦略を余すところなくお伝えしたいと思います。
公式問題集を何度も解きまくるなんてのは、時間と体力の無駄以外の何物でもありません。私なんて1回(1冊ではなく1回)しかやってません。

ただ、一つ誤解しないでいただきたいのは、何もせずにスコアは上がりません。やはり、何かを成し遂げるためにはある程度の努力が必要です。
その努力をなるべく無駄にせず、100%に近い変換効率で成果に結びつけようじゃないか、というのがこの記事の趣旨です。

ちなみに、2か月で865と書きましたが、1か月で695から825まで上げられたので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

社会人は時間が無いが。。。

社会人というのは、限られた時間の中で結果を出して行かねばなりません。学生みたいに、春休みや夏休みのようなのんびりした時間などありません。
ですが、社会人は学生より長けている部分があります。それはスケジュール管理です。
目標があったら、それを達成するためにいつまでに何をどのくらいのペースでやれば良いのかについて、日々の仕事で慣れているはずです。

よく、TOEICを1年くらいかけて徐々に上げていこうとする方がいますが、お薦めできません。こういう方の心境としては、仕事も忙しいししんどいし、空いてる時間にゆっくりとやっていきたいなと。
誰だって仕事は忙しいし、時間なんてものは作りにいかないと得られません。

結局、1年もかけるのは今頑張りたくないための言い訳に過ぎないのです。明日やろうは馬鹿野郎なんです。
もちろん、1年かけてコツコツとスコアを上げていく方もいて本当に尊敬します。

ただ、私のような怠け者人間には、しんどいことはなるべく短い期間で終わらせたいものです。
ですから、お薦めとしては2か月か3か月の短期決戦が良いです。

TOEICは2,3回連続して受けるのが断然お薦めです。
なぜなら、初回はTOEICの流れや雰囲気に慣れておらず不利な部分が少々あるからです。
試験が始まるまでにアンケートをマークシートに塗っていく作業も、初めてだと少し疲れるかも。

また、その受験地の校舎の雰囲気、座席配置(教室内の前方、後方、窓際など)、机やイスの感触(がたついたり、狭かったり)、周囲の受験者の物音(鼻をすする音や、長机を複数受験者で共用する際の、マークシートを塗りつぶす際の振動が伝わってきたりなど)等、本当にいろいろな環境要因があるので、なるべくそういうマイナス要因は排除した上で、受験したいものです。
そのためにも、複数回受験するのはスコアをより上げやすくするためにも欠かせないのです。

ちなみに、2か月というと長く感じますが、土日休みの方ですと休日はたったの16日しかないわけです。
当然、仕事から帰ってきた後の平日の時間も有効活用していく必要がありますが、まとまった時間が取れるのは非常に少ないのです。

この中で、Part1から7までを対策していこうと思うと、本当に時間が限られてきます。

私のバックグラウンド

さて、ここで私のことについて簡単に触れてみます。

  • 留学なし
  • NOT帰国子女
  • NOT難関大卒
  • 仕事も日常も100%英語を使わない

このように、こんな普通な私でもスコアを上げることができます。

ちなみに、学生時代は最高で800前後までしか取得できていません。それも、新形式に変わる前のことです。
学生から随分と時間が経ち、新形式になってから初めてTOEICを受けたら695に落ち結構ショックでした。そこから1年ほど経ち、目標を決め本腰を入れてTOEICに全身全霊で取り組んだ結果、1か月で695→825を達成できました。

試験勉強中のスケジュール

社会人なので、自由に使える時間は非常に限られています。そのため、どんな些細な時間も無駄なく活かすことが重要です。
特に、仕事の合間の休憩時間や昼休み、何かの待ち時間といった隙間時間こそ勝負の時間です。

私は、朝が苦手な怠け者なので朝活なんて微塵もしていません。朝から仕事に行き、休憩時間に文法問題集のような短い時間で解けるやつを。
帰宅後は、机でしかできないような勉強、例えばリスニングや長文問題など。(リスニング以外は外でもできるので、長文も隙間時間で解いていくのも良いと思います。)

ちなみに、帰宅してご飯を食べると怠け者ゆえやる気がなくなるので、勉強してからご飯食べたり工夫してました。
でも勉強に疲れたりストレスが溜まってきたら、スマホで1時間とか普通にゲームしてました。
そして休日は、家だと緊張感がなくてすぐ休みがちなので、会社の食堂で勉強したりと、環境を変えて緊張感を保ち、勉強しやすいようにしてました。

隙間時間のススメとおすすめグッズ

なぜ隙間時間が重要かは前述した通りですが効果としては、

  • 時間が決まっているので集中して取り組める
  • 家ではないので適度な緊張感があり、理解も進む
  • 短い時間で多くの問題をこなしたい、ハイな状態になる
  • 達成感を得られる

休日の家で勉強していると無尽蔵に時間があるように感じますが、仕事の合間時間だとメリハリが非常に効いて、ものすごい集中力が得られます。
なのでそれこそ最小限の努力で最大限のパフォーマンスが得られるのです。

また、おすすめグッズというか、スキマ時間活用必須グッズとしては、付箋と鉛筆(ペン)です。
付箋は間違えた問題が瞬時に分かる時短グッズです。また、いっぱい貼ってても恥ずかしくて、正解して早く剥がしたくなる勉強向上アイテムです。
100均で500枚くらい入ったのが売ってます。細過ぎず太過ぎず、問題集に貼りやすいものが良いです。
また気分転換としてカラフルな付箋がお薦めです。

鉛筆は、例えば1ページに5問載ってるテキストで2問間違えたときなどに、その番号を付箋に書く用に使います。ペンでも良いかもしれません。

先ほどの、隙間時間の効果の最後にある、達成感を得られるですが、問題集の間違えたところに付箋を貼っていくことで、これだけやったんだ、という達成感が得られます。

そして、やり直して合ってた問題は今度剥がしていきます。剥がしていった付箋はなるべく捨てずに、裏表紙などにまとめて貼っておくことで、これだけ剥がしたんだ、という、正に1粒で2度美味しい達成感が得られるのです。

敵を知り己を知れば百戦危うからず

例えばですが、ゲームで強そうなモンスターを倒すときに、まずモンスターの情報を調べますよね?
どれだけ体力があって、どういう属性でどんな攻撃が一番効果があるのか。

また逆に自分の手持ちのモンスターは、何がいてどれを使うべきか、はたまたアイテムを使ったほうが良いのかなど、分析をすると思います。
そうすることで、より闘いを有利に進められます。

同様に、TOEICという敵をまずは分析し、そして自分自身の弱点を知る必要があります。
なので、TOEICはリスニングがPart1-4で、リーディングがPart5-7、そしてPart1は写真問題、Part2は短い会話問題、Part3は、、、といったように把握しておく必要があります。

そしてPart2はほとんど満点だけどリスニングが苦手だからと、Part2の問題ばかり練習していては無駄なわけです。
リスニングの中でも、Partごとに問題のスタイルが決まっており、自分の苦手なPartを訓練していく必要があります。

TOEICはPartごとではなく、リスニングとリーディングの合計スコアで見られることがほとんどですから、リスニングで満点の最後の詰めを、ではなくリーディングでいっぱい間違えているところを練習していったほうが、遙かに効果があるわけです。

まずは問題と自分のギャップを認識し、それの対策優先度をつけることから始まります。その上で、TOEICの公式問題集が一番手っ取り早いです。

実際に解いてみて、リスニング、リーディング、時間、自分の弱点を把握してみてください。

でも、公式問題集は何度も解く必要はないでしょう。

私も、問題集を2時間フルで解いたのは、たったの1回だけです。

あとは、リーディングだけ100問、といった具合にセクションごとの市販問題集で繰り返してました。
正直、公式問題集は市販のよりも突っ込んだ解説が出来ませんし、何せ2時間をコミットする時間と労力が無駄です。
あくまでTOEICという試験と時間、弱点を把握するのにとどめ、対策は市販テキストで進めていくことが近道だと思います。

使用したテキストとリスニング、リーディングを秒で上げた対策法とは?

リーディングが時間内に最後まで解けないのは、集中力と気合と根性が足りないからだぁ!繰り返しあるのみ!!では、おそらくいつまで経ってもムリでしょう。

私も学生時代は、時間内に最後まで解けないのは、練習が足りてないからだ、もっと公式問題集を繰り返さねば!と思っていた口でした。

新形式になる前は、Part5の文法問題とかは空所の前後の前置詞さえ見れば、正解できるような問題も多かったのですが、今はそういう小手先のテクニックで解けるような問題もかなり減り、ますます時間がかかるようになっています。

なので、根性論が通用するような問題では最早ないのです。

公式問題集を繰り返す行為は、自転車に例えるなら一番重いギアで必死に漕ぎ始める、そんな状態です。加速は遅いし疲れるし、怠け者が一番嫌う行為です。

やはり、その速度に応じたギアを使いこなし、トップスピードになるべく最短で到達する必要があるわけです。

それでは、長くなりましたので実践編のほうで続きを解説します。

 

ABOUTこの記事をかいた人

社会人を経て再度、大学に入学した者です。滋賀大学に編入を考えている人の参考になればと思い、編入のこと、勉強法、入学後のことなどいろいろ書いていきたいと思います。また、高校生にも滋賀大を受験したいと思える魅力的な情報を伝えていきます。