【勉強は贅沢なことです】勉強が嫌いなら辞めて働け!

こんばんは。

大学生はいないかもしれませんが、小学生や中学生、高校生は勉強が嫌いな人いると思います。
そもそも、何で勉強するのでしょう。
親に勉強しろと言われるから?良い大学に行くため?良い会社入るため?

勉強は自分のためにするものです。親のためでも誰のためでもありません。
また、良い会社というのも人によってさまざまですが、有名な会社というなら、東芝や三菱自動車、レオパレスのように不祥事を起こす企業もあります。

そして、昔と違って大企業に入ったから定年まで安泰なんてこともなくなってきました。
SANYOやSHARP然り。

年功序列、終身雇用も過去の遺産となりつつあります。
「勉強しない学生、働かないおじさん予備軍は淘汰されざるを得ない」日本企業の終身雇用、年功制衰退の流れに夏野剛氏 【ABEMA TIMES】

じゃあなぜ勉強するのか。

人に負けないものがあるならそれで勝負できる

日本の教育って平均型なんですよね。
全ての教科をそつなくこなすことが求めれ、10段階評価でいうなら数学だけ10で、それ以外は5よりも、全ての科目が8くらいのほうが好ましいみたいな。

得意な科目だけをガンガン伸ばしていくより、出る杭は打たれるように、オールマイティにできるロボットが求められる。

かたや欧米は特化型に近く、得意なものをどんどん伸ばそうとする傾向。
これは就職のスタイルによるところも大きいと思います。

日本は、何か専門スキルがなくても普通に就職できちゃうわけです。というのも、就職してから所属する部署が決まり、はたまた途中で部署が変わったり。
言わば、オールマイティ型。
プロフェッショナルじゃなくても良いんです。

逆に言えば、ずば抜けてできる人とそこそこできる人への会社からの還元にあまり差がない。

一方、欧米はこの部署の、このポジションや仕事だけをできる人を募集します。
言わば特化型。ジョブ型雇用とも言われたりします。
ですからプロフェッショナルが求められる。
そのため、大学もその分野の、その領域のことを詳しく学んでプロになろうとします。

ゆえに、大学に入ると尚更勉強するようになります。
しかし、日本の大学は一度入ってしまえば、あまり勉強しなくても無難に卒業できる節があります。

なので、上記のAMEBA TIMESの記事にもありますが、成果主義にシフトし始めているので、大学で勉強した人としてこなかった人の差は、入社以降に確実にガタが出るでしょう。

一概に、日本型が悪い、欧米型が良いとは言えず、それぞれに良さはありますし、改善したほうが良いところもあるでしょう。
この辺りの話は、滋賀大生なら柴田教授の経営比較論を取ると面白いかもしれません。

 

さて、なぜ勉強するかですが、これだけは人に負けないものがあるならそれで勝負していくのも一つの選択です。
例えば、昔はゲームやテレビって娯楽でしたが、今はゲームの大会で数千万円もらえたり、Youtubeでもやっていける時代です。
もちろん、最近はレッドオーシャンとなっているYoutubeでやっていくには、それなりに大変だと思います。

あるいは、スポーツの世界だってあります。野球が得意ならプロ野球やメジャー、テニスが得意なら錦織選手のようにテニスプレーヤを目指すのも良いと思います。

スポーツは、努力だけではどうにもならない、才能とかセンスの部分もあります。
だって、誰もが努力したからとイチロー選手のようになれるわけではありません。

彼なら10の努力でできることを一般人は1000努力しても同じことができるかどうか。
でも逆に10に近い努力でできる人なら、その世界に進むのも良いと思いますよ。

だけど、スポーツも厳しい世界です。普段私たちが見ているプロ野球も入れ替わりが激しく、その下に2軍、3軍とあります。
活躍できる人はほんの一握り。

けれど、勉強って、もちろん努力は必要です。でも、そこそこ努力さえすればある程度の大学には行けるのです。
そして、ある程度の企業には就職できます。

冒頭で良い大学に行くのは良い会社に入るため?と書きましたが、聞いたこともないような、名前を書けば入れる大学に行くと、どれだけ貴方が優秀だろうが、ある程度の会社には応募すらできないのです。

そうなると、名前を書けば入れるような企業、いわゆるブラック企業などに行くしかないのです。
そこでは人を物のように扱い、怒鳴られ、ロボットでもできるような仕事をさせられ、同じ作業の繰り返し。。。

そのようなことをするために生まれてきたのですか、違いますよね。

だから勉強するのです。
けれどスポーツ選手のような、才能やセンスというのはそこまで個人差はないです。

頭が悪いのは、馬鹿だからではなく、勉強のやり方が分かっていないから。
そこそこ努力すれば、それなりに結果が得られる。
言わば、コスパが良いのです。

だから、今の時期にまだやりたいことが分からない、人よりこれだけは負けないというものが分からないなら、とりあえず勉強しなさい、そうすれば道は開けるから、ということです。

中学→高校→大学だけがルートでない

中学生ならほとんどの人は高校に行くために受験勉強をするでしょう。
でも、高校に行くだけが選択肢ではありません。

高専というのもあり、冒頭で紹介したプロフェッショナルを目指す高校です。
在学期間は5年間は一般的で、世間の大学2年生と同じ頃になります。
そのため、高専を出てプロとして企業に就職する人もいれば、大学3年から編入する人もいます。
高専の成績が良ければ、推薦で入れたりするので、そういう道もあるのです。

「選ばない」と「選べない」は違う

私は家庭教師で勉強が嫌いな生徒によくこういう話をします。

なぜ勉強をするのかという説明で、みなさんも知っていると思いますがトランプの大富豪を例に用います。

あれって、3が一番弱くて、A→2→ジョーカーが一番強い。

東大に行く人全員が良い企業に就職できるかというと、そうでもなく、ニートになったりいろいろな人がいますが、少なくとも選択肢、持ち札はFラン大学生と比べれば多い。

言わば、ジョーカーまで万遍なく持っている。
だから、ここぞというときにジョーカーを使えたり、一方、ジョーカーを出すべきところで、3を出してニートになってしまう人もいる。
最終的にはその人の判断で、どのカードを出すかです。

でも、名前を書けば入れるようなFラン大学は、カードが3から7くらいまでしかないような状態です。
ですから、ジョーカーやキングでも出したら勝てる状況なのに、持ってないから出せない。
苦戦を強いられるわけです。

だから、選択肢の多いイージーモードでやるのか、選択肢の無い鬼モードでやるのかは、勉強するかしないかにかかっているのです。

勉強は贅沢なこと

最後に、勉強できるって恵まれているのです。
別に、アフリカの発展途上国で戦争ドンパチやってるから、学校がないから勉強できない、という話ではなく、中学生や高校生って勉強だけしていれば良い時期です。
もちろん、新聞配達しながら勉強している奨学生もいると思います。

大人になると、掃除、洗濯、買い物、料理、仕事といろいろなことをしなければなりません。
平日は、仕事から帰ってきたらクタクタでとても勉強できる状況じゃありません。
土日はというと、仕事の疲れを休めたり、せっかくの休日なのでゆっくりしたいと。

とても勉強する時間も気力もありません。
でも、中学生や高校生は勉強「だけ」していれば良いのです。

大人になったら勉強したくても時間や気力がなかなか取れない。
だから今のうちに勉強してほしいのです。

それに勉強って積み重ねですから、基本ができていないとその上に高い建物を建てられないように、応用問題が解けません。

RPGゲームとか好きな人もいるかもしれません。
あれは、敵が出てきたときに自分の能力や武器を見て、どれを使うか一番効率的なアイテムを選びますよね。

勉強も案外同じで、志望校という敵がいます。
それに対して、自分の能力があとどれくらい足りていないか。
そのレベルを上げるためには何をすれば良いのか。

そうやって、ラスボスを倒すための力をつけるわけです。
ですから勉強はただ数学や英語の知識を身に着けるためだけでなく、自分を把握してどうやったらうまくコントロールするかの育成戦略ゲームでもあるのです。
このスキルは大人になっても役に立ちます。

あと、国語って日本人だから当たり前じゃん、簡単じゃんって思うでしょう。
でもとても重要な科目で、数学とかも国語なのです。
例えば文章題、Aさんが分速80mで歩いて、10分後にBさんが自転車で分速250mでAさんを追いかける、みたいな問題ですが、この意味を理解できないと式が作れないのです。

だから、それぞれの科目はどれも重要です。
将来の自分のために勉強、頑張ってください。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

社会人を経て再度、大学に入学した者です。滋賀大学に編入を考えている人の参考になればと思い、編入のこと、勉強法、入学後のことなどいろいろ書いていきたいと思います。また、高校生にも滋賀大を受験したいと思える魅力的な情報を伝えていきます。