こんにちは。
遅くなりました、今回は主に編入生向けにどの項目からどれだけの単位を履修すれば良いのか、履修方法について説明します。
特に、類型や学科ごとに必要な単位など、その辺りが大変分かりにくいので徹底的に解説します。
白い履修案内冊子に基づいて説明していきます。
トータルは68単位
まず、編入生が2年間で取得せねばならない総単位数は68単位です。
1回生からの在校生の必要単位数は124単位なので、実に半分以上の単位数を2年間で取るので、合格して喜べるのも束の間、案外ハードモードです。
まず、ざっくりと俯瞰的に単位の種類と数を解説します。
68単位の内訳は、
・一般教養 4単位
・第二外国語 4単位
・専門科目 60単位
そして、専門科目60単位の中身は、
・現代経済学基礎 2単位
・コア科目 12単位
・専門語学演習 2単位
・専門演習 8単位
・類型から 最低30単位
(・学科専門科目から 最低14単位)
括弧にしたのは、各類型の条件30単位以上を取得するとほぼ必然的に学科専門科目14単位はクリアできてしまうためです。
上記であげた専門科目の内訳の単位数、2+12+2+8+30=54ということで、60単位にはなりません。
なので、残り6単位は専門科目から補う必要があります。(履修案内冊子だと、ピンクのページの「ロ」学部専門共通科目及び単位数、と書いてあるところです。教養科目ではありません。)
そして、この6単位は学科や類型の縛りなく、例えば企業経営でマネジメント類型なら、経済学科などの他の学科の講義で満たすことが可能です。教養科目は最初に書いている4単位以外は必要単位数にカウントされませんので気を付けて)
それでは一つずつ順番に詳しく見ていきます。
一般教養と第二外国語
教養科目については、4単位。
そのうち、特定主題分野2単位を含む4単位なので注意してください。
履修案内のピンクページ、最後のほうに特定主題分野の項目があります。
お薦めは、滋賀大伝統の楽単講義、こころと身体の科学です。
もう一つの教養科目はお好きなものを。個人的にはデータサイエンスの招待、取りやすいです。
続いて第二外国語、4単位。
滋賀大の第二外語は、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、ロシア語、韓国・朝鮮語があります。
簡単なのは、中国語や韓国、普通はドイツ語やフランス語、いろんな意味で鬼コースはスペイン語です(笑)
こちらも参考ください。
単位の内訳ですが、言語は1講義1単位です。
文法とオーラルの講義があり、それぞれ春に基礎を、秋に少し応用といった感じで、計4単位です。
専門科目60単位をどこよりも詳しく解説
上で挙げたものを再掲しておきます。
・現代経済学基礎 2単位
・コア科目 12単位
・専門語学演習 2単位
・専門演習 8単位
・類型から 最低30単位
(・学科専門科目から 最低14単位)
・その他専門科目6単位
現代経済学基礎 2単位
この講義は、マクロ経済学、ミクロ経済学の基本的な問題を集めたような講義です。
前大学で経済を勉強していたならイージーだと思います。
専門語学演習 2単位
コア科目は類型のところと一緒に説明しますので、一旦飛ばします。
専門語学演習は、第二外国語で履修したものを必ずしも取る必要はなく、英語演習や時事外国語などでもOKです。
逆に、第二言語の演習を取るとなると、全く知識がなければ解けないので必然的に4回生での履修になってしまいます。
ここの項目で「その他専門科目 6単位」分を満たしても構いません。
専門演習 8単位
こちらはいわゆる「ゼミ」です。
各ゼミによって開講される曜日時限が固定されており、そのゼミ時間には他の講義を履修できません。
3回生の春から始まり、4回生の最後まであるので、2単位×4学期で8単位です。
ゼミの選び方についてはこちらが参考になると思います。
コア科目 12単位
まず、類型について少し触れておきます。
履修案内の後半に、ファイナンス類型やマネジメント類型など書いてあると思います。
類型というのは、学科の中でも興味に応じて専門的な勉強ができるよう、この講義を履修すれば体系的な勉強ができますよ、と滋賀大が親切設計してくれたものです。
ここでは、企業経営学科の人が多く選択するであろう、マネジメント類型に当てはめて説明していきます。
一旦コア科目に戻ります。コア科目の講義は、
・マクロA
・マクロB
・ミクロA
・ミクロB
・コア政治経済学
・統計学A
・統計学B
・社会経済史
・経営学
・簿記会計
・法学
・論理学
以上、12講義24単位あるので、この中から半分取れば良いわけです。
コア科目はその名の通り、経済学部の各学科において必要となる考え方の核となる科目です。
なお、BはAの応用と捉えてください。
もちろん好きなものを取れば良いのですが、ここで履修案内の類型ページを見てみます。
マネジメント類型のところを見ると、コア指定科目に経営学とあり、経営学は必ず履修する必要があります。
そして、類型の経営学の下に簿記会計も書いてありますが、こちらは必修ではありません。
ただ、類型から30単位以上取る条件を満たすなら、簿記会計を取ればコア科目も類型も同時に2単位分を満たすことができるわけです。
ちなみに、このコア科目で「その他専門科目6単位」分を満たしてしまっても良いです。
類型 30単位以上
類型ページの見方を説明します。
マネジメント類型の一番左の項目を見てみると、上から
・コア指定科目 2単位
・選択科目1群 16単位以上
・選択科目2群
・合計単位数 30単位以上
となっています。
コア指定科目は先ほど説明した通り。
コア指定の2単位と、1群、2群合わせて30単位取れば良いので、実質1群と2群で28単位取ればOK。
もっと言えば、2群についての指定はありません。そのため、1群だけで28単位取っても合法です(笑)
改めて類型を見てみると、マネジメント類型だけがほぼ縛りがないので、比較的履修しやすい類型と思います。
学科専門科目から14単位
最後に忘れてはならないのが、何のための学科なのかという軽い学科縛りの単位。
ですが、類型のページを見ていただくと分かるように、マネジメント類型の1群から16単位以上取るとなると、ほとんどが企業経営学科の科目になります。
学科専門科目はピンクのページはじめのほうに載っているので、それを参考にしてください。
※類型ページにその学科全て載っているような感じしますが、全てではありません。ピンクの学科専門科目にしか載っていない科目もあるので、類型条件は満たしたけど、学科専門科目の14単位を満たしていないときは、ここから好きな科目を履修しても良いでしょう。
図でまとめると
集合で表してみました。ざっくりとした単位のカテゴリをつかんでもらえたらと思います。
専門の中の項目をそれぞれ合計すると68になってしまいますが、学科専門科目とコア科目が、類型にどれだけ含まれるかで68より少なくなります。
学科専門科目が全て含まれた場合、専門は54となり6単位足りなくなります。
その場合、「以上」と記載されているカテゴリから6単位分を満たしてください、という意味です。
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